シルクプリントについて(シルクスクリーンプリント・ラバープリント)
染色プリント | シルクプリント | フィルムプリント | 転写プリント | |
版 代 | DIGITAL版 10枚から無料 |
8,000円/1色 |
DIGITAL版 10枚から無料 |
DIGITAL版 10枚から無料 |
価格単位 | プリント面積で計算 | 1枚あたり | プリント面積で計算 | プリント面積で計算 |
価 格 |
(プレス費10枚から 枚数割り引きあり) |
(枚数割り引きあり) |
(プレス費10枚から 枚数割り引きあり) |
(プレス費10枚から 枚数割り引きあり) |
制 約 | 黒色・濃い色Tシャツ にプリント不可能 |
版代が必須 | 用意された 単色カラーのみ |
絵柄の周囲に 余白枠がつく |
長 所 | 少量で安価 | 大量で安価 | 少量で安価 | 少量で安価 |
( お見積の際にお客様の用途にあった、一番安価なプリント方法をご提案しています )
おまかせの場合は、決まっている項目のみお知らせください >> Tシャツお見積フォーム
■ シルクプリントのポイント
プリント色数が少なめで大量生産する場合に向いています
生地にラバーインクで印刷するスタンダードなシルクプリント手法です
Tシャツをプリントするのに一番普及しているプリント方法です
品質を高めるために、色つき素材へのプリントは2版での2度刷りが必要です
版を作るのに多くの時間と作業が必要ですが、プリントは効率よくおこなえます
版は1色につき1版必要となります
ポリエステル生地のTシャツやカラー生地のTシャツへもプリントできます
白色のプリントができます
並の店頭商品は目じゃないクオリティーで仕上げます
■ シルクプリントで出来ないこと
四色分解で写真も表現可能ですが、染色プリントや転写プリントには及びません
縫い目をまたいだプリントはできません
■ シルクプリントに必要なデータについて
・アウトライン(ベクトル)データが必要となります 線データともよびます
・イラストレーターversion8のアウトラインデータで原寸入稿いただければ完全版下として使用できます
・jpegなどの画像や手書きイラストなどは、ディアアースにてトレースしデータ化することができます
・プリントカラーは価格ページのカラー一覧から選んでご指定ください
■ 価格について(多めのロットで安価になります)
シルクプリントは版をつくる製版工程に大がかりな設備と資材、時間が必要なので
一つのデザインをプリントする際に、初期のコストが必要です(下部のプリント生産現場のご紹介をご覧ください)
しかし、一度版を作成すればTシャツ1枚ごとのプリント費用は安価なので大量生産に向いています
これは、プリントインクが安価なのと、Tシャツ1枚をプリントする時間が早いためです
逆に染色プリントの場合は、初期コストの版が必要ない代わりに、インク費が少々高価で
プリント時間が多く必要なため、少量生産に向いています
染色プリントとシルクプリントのコスト比較表を作成しましたのでご覧ください
版はプリントするカラー1色ごとに1版必要なので、単純にコスト比較はできませんが
デザインやプリント枚数でも最適な印刷方法が違ってきますので、ディアアースではお客様のデザインと仕様を
拝見し、プロから見た最適なプリント手法をご提案しています
■ シルクプリントの解説
ラバー(ゴムインク)を生地の上にのせる手法のプリントです。
大量生産する際に、コストを抑えられるため現在主流として使われているプリントです。
ラバープリントをする際は、版というものが必要となり、この版で版画を作るように
プリントをおこなっていきます。
版とプリント方法を身近な物でご紹介すると、年賀状とかで昔よく使われたプリントゴッコに近い方法です。
(そろそろプリントゴッコ知らない人もいるかな?)
後ほど工場をご紹介しますが、実際はたいへん高精度で繊細かつ大がかりな生産を行います。
版から生産する必要があるので、版代として初期のコストがかかりますが、
版ができあがれば、プリント自体はスピーディーにおこなえます。
1枚~少量のTシャツをつくる場合は、版代が含まれるため1枚の価格が高くなってしまいます。
プリントデザインの色数が少なく、何十枚~何百枚またはそれ以上のTシャツをプリントする場合は安価に生産できます。
■ 品質のこだわりと特徴
二度刷りをおこなっています
一度刷りではTシャツの生地が透けて見えてしまうことがあります
インクも時間も必要ですが、ディアアースでは仕上がりの品質を大切にしています
二版刷りをおこなっています
カラーTシャツ生地へプリントする場合、二度刷りでも生地のカラーが透けて見えてしまいます
カラー素材へプリントする場合は、下地用の版も作成し、白色での下地プリントおこないます
(下地用の版代はディアアースが負担いたします)
■ プリント面
シルクプリントでの印刷面
二度刷りでしっかりとしたプリントをおこなうので、盛り上がりのあるプリント面となります
つややかで光沢感のあるシルクラバープリント独特の印刷面です
四色分解での印刷面 (写真画像のプリント)
このラバープリントで写真やフルカラーの表現も可能です
ただし、四色分解という作業をおこない、版を4式作る必要があります
この4版は、ブラック版、シアン版、マゼンタ版、イエロー版
これら4色を1色ずつ重刷りをして、Tシャツにプリントするわけです
表現方法としては紙への印刷と同じ仕組みになり、カラーの粒で表現します
版数が多くなるので、コストがかかります
■ 環境面について
残念ながら、ラバーインク(油性ゴム)を使うので、地球には返しにくいです
土に返しても分解されないし、燃やせばガスが発生してしまいます
高品質なのに残念ですが、ディアアースでは環境保護活動を通して+-ゼロを目指しています
ラバープリントだからこそ、ディアアースをよろしくお願いします
■ プリント生産現場のご紹介
製版工程
アルミの枠で土台となる版を作ります
(キングサイズは1台で1つ、一般的なサイズの版だと横2つに並べることができます)
枠に紗(しゃ)と呼ばれる網を張り、機械でテンションをかけ張ります
デザインの細かさやインクの種類によって、紗(しゃ)のメッシュの種類を決めます(4種類)
メッシュを通り抜け、インクがおりてTシャツにプリントされます。
グリッターなどのようにラメの粒子が大きいものだと、普通のインクとは別に少し目の粗い紗を使わないと
ラメが綺麗にプリントできないため、オプションでグリッター用製版代がかかります
重石をのせたら接着剤を塗り、乾燥させます
乾燥後、枠に沿って紗(しゃ)を切り取りれば版の完成です
昔は紗(しゃ)にシルクが使われていたことからシルクスクリーンプリントと呼ばれるようになりました
感光乳剤で版をコーディングします 乳剤は、光によって固まるためその部分にはインクを通しません
製版機械に通し、デザインを版に描きます(機械が左右に動いて少しずつ印字されます)
デザインを版に定着させるため、強い光(紫外線)で焼き付けると乳剤は完全に固ま
その部分にはインクを通しません
緑だった部分が青色に固まっていると完全に固まったサインで、焼付け完了です
焼付け完了したものを水につけると、黒色の部分がスルスルと溶けます
デザイン部分には、緑の乳剤を塗る前のメッシュ部分が見えます
最終乾燥後、まわりをテープで保護したら版の完成です(特急仕上げの場合、1~11までの工程を1日半で行います)。
版下データ作成とインク調合
お客様のデザインから製版機械用データを作成します
製版機械で版を作成
指定いただいたプリントカラーを、インクの調合表で確認
プリント用のインクも機械で調合製造し、プリント機械へセット
シルクプリント工程(ラバープリント)
(本プリントの前に必ず何枚かの試し刷りをしてリハーサルをします)
プリント機械にしわが寄らないようTシャツをセット
スキージというヘラで版の上からインクを刷り込み
プリント機をクルっと回転させて、スポット乾燥機へTシャツを移動
高温の熱源でTシャツのプリント面を一度乾燥させてます
Tシャツをまた元の位置に戻して、再び版をセット
精魂こめてもう一刷り!
職人の目で仕上がり具合をしっかり目視確認
大型乾燥機のベルトコンベアーにTシャツを載せて乾燥へ
乾燥機を通り抜けてきたらオリジナルTシャツの完成!
ラバープリントの価格表
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